ジョウビタキ 2011.11.17 沓掛町



2008.12.29二村台









ムカデ ゲット


ジョウビタキ
体長は13cmほどで、スズメよりわずかに小さい。オスは頭上が白く、目の周りが黒いのが特徴
である。メスは頭が淡褐色でオスとは簡単に見分けられる。胸から腹、尾にかけてはオスメス
とも橙色をしている。翼は黒褐色だが中ほどに白くて細長い斑点があり、ここで近縁種と区別
することができる。
分類説によって、ヒタキ科もしくはツグミ科に分類される。ヒタキ類のように樹上から飛び立ち
羽虫を空中捕獲で捕食する他、ツグミ類のように地上に降りることも多い。
冬の日本では人里や都市部の公園などでもよく見られ、身近な冬鳥の一つである。非繁殖期
は縄張りを作って同種を排斥する習性があり、異性個体や鏡に映った自分の姿にも攻撃を加
えるほどである。しかし人間に対する警戒心はわりと薄く、3m-4mくらいの所に降り立つことも
ある。昆虫やクモなどを捕食するが、冬には木の実もよく食べ、ヒサカキなど実をつけた木によ
く止まっている。
地鳴きは自転車のブレーキ音を短くしたような声で、「ヒッ」や「キッ」と聞こえる甲高い声と軽い
打撃音のような「カッ」という声を組み合わせた特徴的なものである。「ヒッ」の声はかなり遠くま
で届く。早朝にも鳴くことが多く、2度「キッ、キッ」、続いて打撃音の「カッ、カッ」がくる。この打
撃音が、火を焚くときの火打ち石を打ち合わせる音に似ていることから、「火焚き(ヒタキ)」の
名が付いたとされる。