カルガモ

2015.03.19 沓掛町金山池 けっこうお洒落です


 沓掛町水田



子育て中↓

 湖沼、河川などに生息し、冬季になると海洋にも生息する。渡りは行わないが、北部個体群は冬季になると南下する。
 食性は植物食傾向の強い雑食で、種子、水生植物、昆虫などを食べる。狩猟で撃ち落とされた本種で、3.2-6.6センチメートルのオイカワを30尾食べていた例もある。水面でも陸上でも採食を行う。
 繁殖形態は卵生。亜種カルガモでは集団繁殖地(コロニー)を形成することもある。水辺に巣を作る[3][5]。基亜種は7-9個、亜種カルガモは10-12個の卵を産む。亜種カルガモの抱卵期間は26-28日。少なくとも基亜種においてはオスも育雛を行った例がある。雛は孵化してから2か月で飛翔できるようになる。
 繁殖地が高密度になると、雌が同種他個体の子を殺す(子殺し)ことが報告されている。このときには、他種(オカヨシガモ)の雛も殺している。親が自分の子を殺す場合もある。
 繁殖期前期(交尾から栄巣地の探索程度まで)はつがいで行動するが、メスが抱卵・育雛を行っている間、オスは概ねオスだけの群れを形成する。繁殖期が終わると、まずメス親とヒナとの関係が消失する。その後は不透明であるが、越冬期前には、雌雄で構成される大群を形成する。