コチドリ 

冬羽  2012.12.14 勅使池西岸 


冬羽  2012.12.3 勅使池西岸


 夏羽   

海岸や河川の中流域、湖、池沼等に生息する。渡りの時期には、山地の開けた草原に飛来することもある。
 食性は動物食で、昆虫類、節足動物等を食べる。俗に千鳥足と呼ばれるジグザグとした移動と静止を織り交ぜて素早く獲物に詰め寄り捕食する。
 繁殖形態は卵生。砂地に浅い窪地を掘り小石や貝殻等を敷いた巣に、日本では4-7月に1回に3-4個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は24-25日。親は巣に外敵が近づくと翼を広げて身を屈め傷ついた振り(擬傷)をして巣から離れ、外敵の注意を巣から反らす。雛はその間じっとして動かず、保護色により周囲の小石と区別がつきづらくなる。雛は生後24-29日程で飛翔できるようになり、その後8-25日で独立する。生後1-2年で性成熟する。