マガモ


  桟敷池







マガモの求愛行動 2012.11.28 若王子池 



マガモ
体長は約60p。繁殖期のオスは黄色のくちばし、緑色の頭、白い首輪、灰白色と黒褐色の胴
体とあざやかな体色をしている。メスはくちばしが橙と黒で、ほぼ全身が黒褐色の地に黄褐色
のふちどりがある羽毛におおわれる。非繁殖期のオスはメスとよく似た羽色(エクリプス)にな
るが、くちばしの黄色が残るので区別できる。
北半球の冷帯、温帯に広く分布し、冷帯で繁殖するものは冬は温帯に移動する。日本では冬
にやってくる冬鳥だが、北日本の山地では少数が繁殖する。巣は水辺近くの茂みの中につく
る。水辺なら淡水にも海水に生息し、植物や穀物、貝などを食べる。水面を泳ぐのは上手だが
もぐれず、水中に首を突っ込んだり逆立ちしたりしてえさをとる様子がよく見られる。
越冬中の10月末〜12月につがいを形成し、春には雄雌が連れ立って繁殖地へ渡る。他のカモ
と同様、抱卵・育雛はメスのみで行う。草地の地上に座って首で引き寄せられる範囲の草をあ
つめて浅い皿状の巣を作り、1〜13個(平均11個)産卵する。





アイガモ
アイガモ(合鴨)とは、野鳥のマガモと家禽のアヒルの雑種である。
羽根の色など外観は野生のマガモとほとんど同じであるため、狩猟用の囮に主に用いられる
ほか、愛玩鳥として飼養する場合もある。